主教教書(27) 「まん延防止等重点措置発令に当たり」

「まん延防止等重点措置発令に当たり」

日本聖公会東京教区
各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま
2022年1月25日
使徒聖パウロ回心日

東京教区主教       
フランシスコ・ザビエル高橋宏幸
 オミクロン株の感染拡大により、1月21日(木)~2月13日(日)まで「まん延防止等重点措置」が発令されました。
 感染率がこれまで以上に高い一方で、重症化率は低いと言われてはおりますが、決して重症化しないというものではありません。

 「緊急事態宣言」時のように「公祷・礼拝の一斉休止」は発しませんが、各教会・礼拝堂に於かれましては、これまで以上に慎重な判断、協議のもとで礼拝・公祷の有無、あるいは中止等に付き判断をしていただきますようお願い致します。
 自分のためだけでなく他の方がたのいのちも守るために、キリストの教会として慎重な判断や対応をして頂くように重ねてお願い致します。各々の現場の判断に向け導きと励まし、祝福をお祈り致します。

 慎重な検討の基、公祷・礼拝休止の判断をされる教会・礼拝堂、また聖堂・礼拝堂に来られない方も少なくないこと、ワクチン未接種者、あるいはできない、しないと判断されている方がたもおられることを心に留め、そのような方がたへの配慮を忘れず、一層深く互いに祈り合いながら、この局面を共に歩んでいきたいと思います。
 祈りの連帯の内に神様のいのちの息吹を頂き、共に生かされている、このことを謙虚に、そして感謝をもって心に刻みたいと思いますとともに、罹患された方がたの回復、医療現場で献身されている方がた、諸施設で働かれている方がたのためにも祈ります。

 なお、礼拝状況、万が一感染された方が出られた際には高橋顕司祭(教区事務所総主事)までご一報くださるよう、お願い申し上げます。

 不安と緊張の続く折ですが、信徒・教役者皆さまのご健康と心の平安、そして信仰生活、霊的生活への励ましを祈り続けます。
 そして、祈りを通じて結び合っていることを強く信じ、祈りの内に主が共に歩み続けて下さることを、ご一緒に深く心に刻みたいと思います。皆さまのご理解、ご協力を心よりお願い申し上げます。

以 上