2022年 教区主教ペンテコステ・メッセージ

 

※メッセージは5月26日(昇天日)に公開いたします。

東京教区主教 主教 フランシスコ・ザビエル 髙橋宏幸

2022年5月17日(教区成立99周年記念日)収録

日本聖公会東京教区 教区成立99周年を迎える祈り

日本聖公会東京教区
教区成立99周年を迎える祈り

(東京教区成立:1923年5月17日)

5月17日とその日に近い主日・週日にお用いください。

恵みに満ち溢れる全能の神よ、
あなたがみ心を行うためにこの地に礎を据えられた東京教区(ことに、____教会/礼拝堂〜____)を愛し、導いてこられたことを感謝します。
どうかこれからも、教会、礼拝堂、学校、幼稚園、保育園、また様ざま施設の働きの中で、あなたの愛のみ言葉を宣べ伝え、恵みのみ光の中で、神と人びとに仕えることができますように。
わたしたちの思惑や期待より、あなたのみ旨を求め行うことができますように。そして何よりも、わたしたちを遣わしてくださっているそれぞれの地域の必要を受けて、あなたの働きを見出してゆくうつわへと成長させてください。
主イエス・キリストによって、お願いいたします。アーメン

東京教区成立99周年となる今年の記念日にあたり、これまでの教区の教会・礼拝堂、諸施設とそれぞれの地域にあって宣教の働きを担っている私たちの営みをおぼえて、ともに祈りをお献げすることをおすすめいたします。
来年、教区成立100年を迎えようとするこの時、神さまの愛と導きをおぼえて感謝をささげるとともに、私たちがともにキリストのみ業に与ってゆくことができますよう、祈念いたします。

また、教区成立記念日を迎えるにあたって、私たちの歩みを想い起すため、以下の資料のご活用をおすすめします。

2022年5月 使徒聖ピリポ・使徒聖ヤコブ日
日本聖公会東京教区 聖アンデレ主教座聖堂

主教イースターメッセージ「甦りのいのちに与りながら」

「甦りのいのちに与りながら」

+ イエス様の甦りを感謝し、お祝い申し上げます

 「週の初めの日の明け方早く、準備しておいた香料を持って墓に行った」と、福音書にあります。婦人たちがお墓へと急いだのは、今は亡き過去の方となった、そして、それ以外には考えようのないイエス様の葬りの備えのためでした。ところが、そこにあるはずのご遺体が見つからず途方に暮れていると、輝く衣を着た二人の人が現れ、言います。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活することになっている、と言われたではないか」と。婦人たちはイエス様の言葉を思い出しますが、簡単にはイエス様の甦りを信じることはできなかったことでしょう。
 けれども婦人たちは、「ここにはおられない」という言葉を受けてあちこち探し回りはせず、反対に「ここ」だけに注目して「イエス様が消えた、ご遺体が無い」と騒ぎ立てもしませんでした。もしそうしていたなら、「結局は甦りなどあり得ないことだ」で終わってしまったことでしょう。しかし、婦人たちはイエス様の言葉を思い出し、イエス様の言葉に心を添わせ、自らをコミットさせました。
 さらに、福音書はこうも書き残しました。「あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる」と。そのお告げを聞いた婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、天使の「お目にかかれる」という言葉を心に深く刻み込んで弟子たちに知らせるために走って行きました。ともすると、どのように甦えられたのかというほうに関心が向きがちですが、本当に大切なことはイエス様にお目にかかる、それ以上にイエス様のほうから出会ってくださるということです。しかも、お目にかかるとはちらっと見たとか、通りすがりに見たのではなく、相見えた、しっかり向き合い始めたということです。福音書に登場する多くの人たちは、イエス様に向き合い、向き合っていただくことを通して人生に大きな転換が起こったり、神様に造られ、いのちの息吹を注ぎ込まれた本来の自分を取り戻したりしました。
 また、福音書は「あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。そこでお目にかかれる」と、今も私たちに伝えてくれています。そのガリラヤとは、かつて弟子たちがイエス様に出会い、イエス様から出会っていただき、お召しに与り、神様のいのちの内に第一歩を踏み出した所であり原点であり、今度は甦りのイエス様との出会いが備えられ、待ち受けている所です。このガリラヤに例えられる原点は私たちにも備えられています。不安の絶えない世の中ですが、甦りの恵みと力に与り、日々新たに歩み続けていくことができるよう祈り合いたいと思います。
 また、ウクライナでの悲惨な状況に置かれている方がた、未だ不安の拭えないコロナウイルス感染症に苦しむ方がた、医療に献身、従事しておられる方がたのために祈り続けます。
 神様の御恩寵の内に、主イエス・キリストの甦りの時を迎えられますように。
(主教 髙橋宏幸)

2022年 聖週の礼拝

聖週については、以下の礼拝をネットにて配信します。

4月14日(木) 聖油聖別の聖餐式・司祭按手の約束の更新 (午前11時より、ライブ配信)
4月15日(金) 聖金曜日(受苦日)礼拝 (正午より、ライブ配信)

 司式:司祭 下条裕章
 説教:司祭 林 永寅(イム・ヨンイン)



2022-04-15(金) 12:00:受苦日礼拝


(映像は当日正午より生中継され、終了後は録画を配信します)

 司式:司祭 下条裕章
 説教:司祭 林 永寅(イム・ヨンイン)
 場所:聖アンデレ主教座聖堂


2022-04-14(木) 11:00:司祭按手の約束の更新・聖油聖別の聖餐式


配信はこちらから 

(聖アンデレ教会ホームページよりライブ配信されます。終了後、12時間以内は巻き戻してご覧になれます。)
司式・説教:主教 フランシスコ・ザビエル 髙橋宏幸
補式:司祭 フランシス 下条裕章
場所:聖アンデレ教会聖堂

旧約聖書:イザヤ書 61:1-9
詩編:89:19-29、133
使徒書:ヤコブの信徒への手紙 5:13-16a
福音書:ルカによる福音書 4:16-21

礼拝用書:


読書室「イコンの黙想」:ラザロの復活&神殿奉献

著者から原稿をお預かりしたまま、長らく作業できずにいた「イコンの黙想」ですが、本日2本の原稿

ラザロの復活

神殿奉献

を掲示しました。ぜひお読みください。

 

主教メッセージ「大斎節を迎えて」

「大斎節を迎えて」

 大斎節最初の主日には「イエス様の荒れ野での誘惑」の話を聴きます。これは「神様に立ち向かい、徹底して従い仕えていく道こそ私の歩むべき道だ!」と歩み出されるに当たってのイエス様の決断、選択、再確認の出来事とも言えましょう。ちなみに、マタイ福音書では「イエスは悪魔から誘惑を受けるため、霊に導かれて荒れ野に行かれた」とあります。

 ところが、目撃者はいないようですので、イエス様の心の深い所で起こった葛藤が物語になったとも言われますが、誰をも差し挟ませない、イエス様と神様とだけの強く、深い結び付きの中になされたものとも思えます。

 イエス様は、既にヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられたということは、ご自身の進むべき道を選び取られたということでもあります。しかし、この期に及んでイエス様が選び取られた道と決断に向かって「誘惑」という横槍が入りますが、悪魔の一連の誘惑は却ってイエス様の決断と選択を強めこそしたものの、変更させ、脆弱なものにさせるものにはなりませんでした。そして、悪魔の誘惑にイエス様が打ち勝たれたのは単にイエス様個人のためだけではなく、私たちのためでもあります。そうでなければ、イエス様の働きは全ての人の救いのためであるという聖書のメッセージやそこに拠って立っているキリスト教信仰そのものが崩れかねないからです。

 悪魔は空腹のイエス様目指して攻め込んできますが、既に救い主としての歩みを選び取られたイエス様にとって「食べようか、やめようか?食べたらみっともないとか、神の子でなくなる!」という選択ではなく、神様の栄光と人々の救いの為に何をすることが救い主として神様の御心に適うことなのかという所に立っていらっしゃいます。イエス様は、徒に精神論だけを振りかざすのでもなければ、反対に物質至上主義を唱えてもいらっしゃいません。そうではなく、私たちの命も生活も救いも、一切は神様の働きなしには成り立ち得ないものなのだということを、ご自身の苦しみと闘い、飢えることを通して示して下さいました、そのことを心に刻み込みながら、今年の大斎節の歩みを始めて参りたく祈ります。

 今、ウクライナでの出来事はじめ、世界では私たちの心を痛ませる出来事が起こっています。恨みや憎しみは何も生み出さず、全てを打ち壊すものでしかないことを心に深く留め、イエス様に倣い、祈りを以て悪の力と闘い続けたいと思います。

「四十日四十夜、わたしたちのためにみ子を断食させられた主よ、どうか己に勝つ力を与え、肉の思いを主のみ霊に従わせ、常にわたしたちがその導きにこたえ、ますます清くなり、主の栄光を現すことができますように アーメン」
(主教 髙橋宏幸)

以 上


2021-03-11(金) 14:15:東日本大震災11周年記念の祈り・講演会(東北教区)

以下の東北教区ホームページより当日の式文のダウンロード、ライブ配信先の案内が確認できますので、どうぞ全国のみなさまもご参加くださいとのことです。

https://nskk-tohoku.com/infolist/11thworship_greateastjapanearthquake/

14:15 記念の祈り
15:15 オンライン講演会(16:45終了予定)


聖職試験 執事説教試験(非公開):2022年3月4日(金) 午後6時

日 時:3月4日(金) 18時
場 所:聖アンデレ主教座聖堂
志願者:聖職候補生 ウイリアムズ 藤田 誠

全能の神が志願者をみ旨に従って公会の聖職として召してくださるようお祈りください。

※非公開で行われますが、聖アンデレ教会ホームページよりライブ配信があります。
 こちらよりご覧ください。(録画配信はありませんが、12時間以内は巻き戻して視聴できます)



2022-03-12(土) 14:00:執事按手式 聖職候補生 スザンナ 中村真希、聖職候補生 セシリア 髙柳章江

 

 

日時:2022年3月12日(冬期聖職按手節土曜日)午後2時
場所:聖アンデレ主教座聖堂
司式 : 主教 フランシスコ・ザビエル 髙橋 宏幸
説教 : 主教 ナタナエル 植松 誠(北海道教区主教)
式典長:司祭 フランシス 下条裕章

※祭色は赤を用います。

 

主教教書(27) 「まん延防止等重点措置発令に当たり」

「まん延防止等重点措置発令に当たり」

日本聖公会東京教区
各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま
2022年1月25日
使徒聖パウロ回心日

東京教区主教       
フランシスコ・ザビエル高橋宏幸
 オミクロン株の感染拡大により、1月21日(木)~2月13日(日)まで「まん延防止等重点措置」が発令されました。
 感染率がこれまで以上に高い一方で、重症化率は低いと言われてはおりますが、決して重症化しないというものではありません。

 「緊急事態宣言」時のように「公祷・礼拝の一斉休止」は発しませんが、各教会・礼拝堂に於かれましては、これまで以上に慎重な判断、協議のもとで礼拝・公祷の有無、あるいは中止等に付き判断をしていただきますようお願い致します。
 自分のためだけでなく他の方がたのいのちも守るために、キリストの教会として慎重な判断や対応をして頂くように重ねてお願い致します。各々の現場の判断に向け導きと励まし、祝福をお祈り致します。

 慎重な検討の基、公祷・礼拝休止の判断をされる教会・礼拝堂、また聖堂・礼拝堂に来られない方も少なくないこと、ワクチン未接種者、あるいはできない、しないと判断されている方がたもおられることを心に留め、そのような方がたへの配慮を忘れず、一層深く互いに祈り合いながら、この局面を共に歩んでいきたいと思います。
 祈りの連帯の内に神様のいのちの息吹を頂き、共に生かされている、このことを謙虚に、そして感謝をもって心に刻みたいと思いますとともに、罹患された方がたの回復、医療現場で献身されている方がた、諸施設で働かれている方がたのためにも祈ります。

 なお、礼拝状況、万が一感染された方が出られた際には高橋顕司祭(教区事務所総主事)までご一報くださるよう、お願い申し上げます。

 不安と緊張の続く折ですが、信徒・教役者皆さまのご健康と心の平安、そして信仰生活、霊的生活への励ましを祈り続けます。
 そして、祈りを通じて結び合っていることを強く信じ、祈りの内に主が共に歩み続けて下さることを、ご一緒に深く心に刻みたいと思います。皆さまのご理解、ご協力を心よりお願い申し上げます。

以 上


教区主教クリスマスメッセージ 2021

「光は闇の中で輝いている」

 ある夜、しかし、その夜の出来事は後々世界中を引っくり返す、神様によってなされた出来事の始まりの夜でもありました。その夜の出来事を「その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。天使は言った。『恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである」』「すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ」と福音書は記しています。
 神様は天使を通して、ベツレヘムの飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子イエス様こそ世の救い主であられることを力強く伝えます。降誕劇を観ていますと、何とも感動的で美しい場面ではありますが、ヨセフとマリアの心中を察しますと、むしろ辛く、不安が渦巻いていたことでしょう。しかも、上述のように真夜中の出来事だけに、真っ暗闇という不安や恐れを抱かせる力に取り囲まれている中でのことでした。そうであるにもかかわらず、神様はこの真っ暗闇の中での出来事を全ての人の救いのためとして伝え、祝福されます。
 その救いをもたらされるイエス様は、きらびやかな宮殿でも、立派な邸宅でもなく、なんと飼い葉桶に寝かされていらっしゃいます。泊まる場所もなく、あちらこちらの宿屋で断られ、たらい回しにされたようなマリアとヨセフでした。けれども、天使は力強く神様の心を伝えます。「あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである」と。
 イエス様が、なんと飼い葉桶に寝かされていらしたことは、この世で誰からも顧みられなかったかのようなマリアとヨセフにとって、一層の辛さや不安を大きくさせたことでしょう。まさに、心の中は闇で覆い尽くされていたはずです。しかし、神様はそこで事を終えられはしませんでした。つまり、イエス様が寝かされた飼い葉桶こそ、この世を覆っているさまざまな闇を表していると同時に、その闇の中に神の救いの光が燦々と輝き始めた場所でもあります。

 罹患された方がたの回復、医療現場に於いて命がけで献身、従事しておられる方がた、エッセンシャルワーカー、諸施設の働きと、そこで献身していらっしゃる方がたの働き、生活上の不安、困難を余儀なくされている方がたへの支え、ご逝去された方がたの魂の平安と悲しみの内にある方がたへの慰め、また、罹患された方がたへの偏見や差別に陥らぬよう併せて祈ります。 一日も早い収束と安心、安全が取り戻されることを祈り、皆さまお一人お一人の、そして世界の平和をお祈り致します。
み子の訪れによってわたしたちを清め、心の闇を照らしてください アーメン
(主教 高橋宏幸)