主教教書(25) 「-緊急事態宣言延長の中で-」

「-緊急事態宣言延長の中で-」

日本聖公会東京教区
各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま
2021年9月17日

東京教区主教       
フランシスコ・ザビエル高橋宏幸
 現在、9月30日まで「緊急事態宣言」延長がなされています中、ワクチン接種の広がりにより感染拡大傾向に歯止めがかかり、新規陽性者数の減少も見られます。しかし、一方では変異株への心配もあり、政府からは「都道府県を越えて感染が拡大、あるいはまん延しており、医療提供体制や公衆衛生体制に支障が生じてきている」との見解が出されてもいます。
 依然として不安の拭えない中、各教会・礼拝堂に於かれましては、慎重に慎重を重ねての判断、方向性を定めておられますことに深く感謝申し上げます。引き続き、難しく、厳しい状況ではありますが、細かな状況分析と、より丁寧な協議のもとで礼拝・公祷再開の有無、あるいは延期につき判断をしていただきますよう、また、自分のためだけでなく他の方がたのいのちをも守るために、キリストの教会として慎重な判断や対応をして頂くように重ねてお願い致します。各々の現場の判断へ導きと励まし、祝福をお祈り致します。

 慎重な検討のもと再開が出来ない、あるいはしないと判断をされている教会・礼拝堂、また聖堂や礼拝堂に来られない方も少なくないこと、ワクチン未接種者、あるいはできない、しないと判断されている方がたもおられることを心に留め、そのような方がたへの配慮を忘れず、一層深く互いに祈り合いながら、この局面を共に歩んでいきたいと思います。
 祈りの連帯の内に神様のいのちの息吹を頂き、共に生かされている、このことを謙虚に、そして感謝をもって心に刻みたいと思います。

 牧師任命式、合同堅信式は延期を余儀なくされておりますが、今暫くは感染症の状況を注視し続け、延期の方向で参りたいと思います。なお、堅信式の希望につきましては、各教会や礼拝堂の事情によって異なると思いますので、求めがある教会につきましては、該当の教会の牧師・管理牧師と相談の上、事情などを伺い、個別対応をしたいと思います。

 皆さまのご理解、ご協力を心よりお願い申し上げます。

以 上


2021-08-06(金) 07:30:【ライブ配信】広島の原爆を覚えて


(当日午前7時半よりライブ配信。終了後は録画をご覧いただけます)
配信に不具合がある場合は、こちらから聖アンデレ教会のライブ配信をご覧ください。
(礼拝終了後も12時間以内は巻戻してご覧になれます)

<主イエス変容の日>

司式・説教:司祭 フランシス 下条裕章
場所:聖アンデレ教会聖堂

【礼拝用書】

2021-08-09(月) 07:30:【ライブ配信】長崎の原爆を覚えて


(当日午前7時半よりライブ配信。終了後は録画をご覧いただけます)
配信に不具合がある場合は、こちらから聖アンデレ教会のライブ配信をご覧ください。
(礼拝終了後も12時間以内は巻戻してご覧になれます)
司式・説教:司祭 フランシス 下条裕章
場所:聖アンデレ教会聖堂

【礼拝用書】

2021-08-14(土) 17:00:【ライブ配信】平和を祈る


(当日午後5時よりライブ配信。終了後は録画をご覧いただけます)
配信に不具合がある場合は、こちらから聖アンデレ教会のライブ配信をご覧ください。
(礼拝終了後も12時間以内は巻戻してご覧になれます)
司式:司祭 フランシス 下条裕章 ・ 司祭 アモス 金 大原(キム・デウォン)
メッセージ:司祭 シモン 林 永寅(イム・ヨンイン)
場所:聖アンデレ教会聖堂

【礼拝用書】

主教教書(24) 「-緊急事態宣言を受けて-」

「-緊急事態宣言を受けて-」

日本聖公会東京教区
各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま
2021年7月10日

東京教区主教       
フランシスコ・ザビエル高橋宏幸

 大変残念なことに、オリンピック・パラリンピック開催への懸念の中、東京都、沖縄県に7月12日から8月22日まで、再度「緊急事態宣言」が発令されることになりました。前回、6月24日付で「礼拝・公祷再開へ向けて」(「礼拝・公祷の一斉休止を解く」)のメッセージを発信しましてから一月も経たない中での出来事に心を痛めますが、この間、各教会・礼拝堂に於かれましては、入念な準備、確認、配慮をされ、方向性を定めておられますことに深く感謝申し上げます。

 今後、判断が厳しく、難しい状況ではありますが、前メッセージを基に各教会・礼拝堂に於かれましては、これまで以上に細かな状況分析とより丁寧な協議の上、礼拝・公祷再開の有無、あるいは延期に付き一層入念な判断をしていただきますよう、また自分のためだけでなく他の方がたのいのちをも守るために、キリストの教会としての慎重な判断や対応をして頂くよう重ねてお願い致します。各々の現場の判断へ導きと励ましと祝福をお祈り申し上げます。

 7月以降、再開された所もある一方で、状況により直ぐに再開出来ない、あるいはしない判断をされている教会・礼拝堂、また聖堂、礼拝堂に来られない方も少なくないこと、ワクチン未接種者、あるいはできない、しないと判断されている方がたもおられることを心に留め、授かっている宣教の働きとともに、そのような方がたへの牧会的配慮を忘れず、一層深く互いに祈り合いながら、この局面を共に歩んでいきたいと思います。

 また、前回お送りしました「感染防止要件確保の確認」の項目の確認と遵守をお願い致しますとともに、祈りの連帯の内に神様のいのちの息吹を頂き、共に生かされている、このことを謙虚に、そして感謝をもって心に刻みたいと思います。

 社会との接点の中でのいのちと生活を支える尊いお働き、献身していらっしゃる方がた、関係者のためにもお祈りを捧げます。罹患された方がたの一日も早い回復、医療の最前線で献身しておられる方がたのお働き、生活上の不安、困難を余儀なくされている方がたへの支え、ご逝去された方がたの魂の平安と悲しみの内にある方がたへの慰め、この危機の収束を切にお祈り致しましょう。

以 上


主教教書(23) 「礼拝・公祷再開へ向けて」

「礼拝・公祷再開へ向けて」

日本聖公会東京教区
各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま
2021年6月24日
洗礼者聖ヨハネ誕生日

東京教区主教       
フランシスコ・ザビエル高橋宏幸
 この度、6月20日「緊急事態宣言」が解除され、「まんえん防止等重点措置への移行」との方向が示されました。
 昨年12月18日、東京都は「医療提供体制レベル4」を発表し、それに対して東京教区では「礼拝・公祷の一斉休止」とし、再開は「医療提供体制レベル3」になることを目安として参りました。
 今も、東京都の「医療提供体制レベル」は依然「4」の表示のままですが、状況としては以下のような推移が見受けられます。
  • 昨年12月の「レベル3」の時点より現在は数値が低くなっていること
  • 国の指標に東京都を当てはめますと、6月7日より「感染状況」は「ステージ3」へ引き下げられていると判断することができること
  • コロナウィルス感染症対策分科会の報告でも、病床使用率、重症化率の低下等が知らされていること
  • 未だ全体の割合は低いものの、ご高齢の方がたのワクチン接種が広がりつつあること
  • コロナウィルス感染症への医療や日常生活に於ける対応が、経験、知識の積み重ねにより以前より深まり、異なった段階にきていること

 また、私たちは身体の健康もさることながら、心や霊的健康も大切なものです。長きに亘り霊の糧に与れずにいたことや、共に集えなかったことへの辛さは計り知れないものがあります。このことも、信仰生活に於いては度外視するわけにはまいりません。
 これらのことを鑑みて、また6月20日開催の「拡大聖職会」での教役者間での合意、常置委員会での協議を基に、「礼拝・公祷の一斉休止」を解くことと致します。

 しかしながら、この「礼拝・公祷一斉休止」解除は「一斉執行」ではなく、「一斉休止」を解くものであり、慎重な予防対策を条件に、7月4日(聖霊降臨後第六主日)より各教会・礼拝堂の置かれた状況に応じて礼拝・公祷の開始を可能とするものであることをご理解ください。
 これまでも、常置委員会、聖職会、各教会・礼拝堂教会委員会等で、礼拝・公祷の段階的再開へ向けての様々な話し合い、シミュレーション、工夫を積み重ねて頂いて参りましたが、今般、オリンピック・パラリンピックの開催もあり、再び感染拡大の懸念もある中、自分のためだけでなく他の方がたのいのちをも守るために、キリストの教会として、くれぐれも慎重な判断や対応を実施して頂くよう、重ねてお願い致します。

 再開の日程や方法等につきましては、各教会・礼拝堂ごとの現状把握および判断を尊重することとし、聖餐式に限らず、礼拝形式に差異が生じる可能性がありますこともご承知ください。なお、再開状況につきましては、総主事(高橋顕司祭)宛お知らせください。
 「礼拝・公祷の一斉休止」を解きましても、状況により直ぐに再開が出来ない教会、あるいはしないという判断をされる教会、また聖堂や礼拝堂に来られない方も少なくないこと、ワクチン未摂取者、あるいはできない、しないと判断されている方がたがおられることを心に留め、そのような方がたへの配慮を忘れずにいたいと思います。そして、一層深く互いに祈り合いながら、この局面を共に歩んでいきたいと思います。
 再開に際しては、別途記載の「感染防止要件確保の確認」の項目の確認と遵守をお願い申し上げます。

 社会との接点の中でのいのちと生活を支える尊いお働き、殊に社会福祉施設、医療施設、高齢者施設、幼稚園、保育園等のお働き、社会生活の営みを支えるお働きと、そこで献身していらっしゃる方がた、関係者のためにもお祈りを捧げます。私たちは各々の生活の場にありながらも祈りを通しての繋がり、強さ、そしてその大切さ、キリストの体という共同体の信仰の素晴らしさを深く心に刻んでおります。
 感染症に罹った方がたの一日も早い回復、医療の最前線で力を尽くしておられる方がたの献身的なお働き、生活上の不安、困難を余儀なくされている方がたへの支え、ご逝去された方がたの魂の平安と悲しみの内にある方がたへの慰め、この危機の収束を切にお祈り致しましょう。私たちは場所としての教会・礼拝堂には集まれずに過ごしてきましたが、祈りの連帯の内に神様のいのちの息吹を頂き、共に生かされている、このことを謙虚に、そして感謝をもって心に刻みたいと思います。

 まだコロナウィルス感染症の収束迄には時間がかかりそうですが、私たちは、新しい生活様式を工夫し、状況にあわせながら、神様が教会に託されている働きを続けてゆきたく祈ります。誰もが感染者となる可能性があることを常に心に留めつつ、今後も信仰と希望と愛を失うことなく、一層の配慮を必要とする人びとや弱くされている立場の人びとへの配慮を忘れぬよう努めたと思います。

主が憐れみをもって、私たちの悩みを顧み、愁いと恐れを取り除き、み顔の光によって私たちに主を仰ぎ見る力と希望を注いでくださいますように アーメン


2021-06-20(日) 17:00:沖縄週間を覚えて

(当日午後5時より録画配信)
司式:司祭 フランシス 下条裕章
臨席:主教 フランシスコ・ザビエル 髙橋宏幸
説教:司祭 ロイス 上田亜樹子
奏楽:﨑山裕子
場所:聖アンデレ教会聖堂

【聖書日課等】

  • 詩編:第19編
  • 第1日課:エゼキエル書 14:1-8
  • 第2日課:ローマの信徒への手紙 15:30-33
  • 聖歌:517、527、423

2021-05-22(土) 17:00:【ライブ配信】ペンテコステ・ヴィジル(聖霊降臨日前夕の祈り)

(当日午後5時よりライブ配信。終了後は録画をご覧いただけます)
司式:主教 髙橋宏幸
補式:司祭 下条裕章
説教:司祭 髙橋 顕
場所:聖アンデレ教会聖堂
聖歌:23、380、386

【礼拝用書】

2021-05-13(木) 12:00:昇天日礼拝

(当日正午より、録画で配信します)
司式・説教:主教 フランシスコ・ザビエル 髙橋宏幸
補式:司祭 フランシス 下条裕章
場所:聖アンデレ教会聖堂

【聖書日課等】

  • 第一朗読:使徒言行録 1:1-11
  • 詩編:110:1-5
  • 使徒書:エフェソの信徒への手紙一 1:15-23
  • 福音書:ルカによる福音書 24:49-53
     
  • 聖歌:191、187

【礼拝用書】

2021-04-03(土) 18:00:聖土曜日の礼拝(復活日前夕)


(映像は当日午後6時に公開されます)
司式:司祭 フランシス 下条裕章
説教:主教 フランシスコ・ザビエル 髙橋宏幸
場所:聖アンデレ教会聖堂

礼拝用書:


2021-04-01(木) 11:00:司祭按手の約束の更新・聖油聖別の聖餐式


(映像は当日午前11時より生中継され、終了後は録画を配信します)
司式・説教:主教 フランシスコ・ザビエル 髙橋宏幸
補式:司祭 フランシス 下条裕章
場所:聖アンデレ教会聖堂

旧約聖書:イザヤ書 61:1-9
詩編:89:19-29、133
使徒書:ヤコブの信徒への手紙 5:13-16a
福音書:ルカによる福音書 4:16-21

礼拝用書:


2021-04-02(金) 12:00:受苦日礼拝


(映像は当日正午より生中継され、終了後は録画を配信します)

 司式:司祭 下条 裕章
 説教:司祭 池 星煕(ジ・ソンヒ)
 場所:聖アンデレ教会聖堂

礼拝用書:

主教教書(22) 「ご復活の時にあたり」

日本聖公会東京教区
各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま
2021年3月29日
聖月曜日

東京教区主教           
フランシスコ・ザビエル高橋宏幸

「ご復活の時にあたり」

「驚くことはない。あなたがたは十字架につけられたナザレ人イエスを捜しているのであろうが、イエスはよみがえって、ここにはおられない」(マルコによる福音書第16章6節)
 依然としてコロナウィルス感染症の猛威や恐れ、不安に取り囲まれています。
 数字を見ますと、光が見え始めたかと思うと暗闇の中に放り出されたかのような落ち着きどころの見えない日々を過ごしています。しかも、更なる乱れや心の変化も生じ、振り回されているように感じます。日々の生活や仕事のこと、人間関係のこと等々、問題や不安は幾らでも沸き起こってきます。
 しかし、この状況に在っても、二千年程前、女性たちに投げかけられた天使の言葉「驚くことはない」「恐れることはない」は響き続けます。あの時だけの、今や過去の言葉ではありません。イエス様は復活され、その復活のいのちに今も私たちは包まれているからです。

 当時、亡きイエス様に亡骸の処置に向かった女性たちを包み込んだのは、この「驚くことはない」「恐れることはない」という神様のいのちの言葉です。しかし、当初女性たちは恐ろしさゆえに震え上がり、正気を失っていましたが、それは神様による心の平安と平静と本来の自分を取り戻すことへの入口でした。復活のイエス様がそれまでと変わらず自分たちの傍らに、いのちの営みのただ中にいらっしゃることに気付かされ始めます。

 天使はさらに伝えます。「さあ、行って、弟子たちとペトロに告げなさい。あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。かねて言われたとおり、そこでお目にかかれる」と。イエス様は公生涯に入られる際、ガリラヤからヨルダン川へ来られ、洗礼を受けられました。弟子たちをお召しになる時、それはガリラヤ湖を歩いていらした時のことでした。ガリラヤ中を巡り、福音を宣べ伝えられ、人びとの病を癒されました。水をぶどう酒に変える最初の奇跡を行なわれたのも、ガリラヤのカナでした。女性たちに天使は弟子たちへの伝言を授け、イエス様に従い、倣おうとする弟子たちはガリラヤで甦りのイエス様に出会うべく導かれます。ガリラヤ、それは「神様の働きの原点・出発点」と言えましょう。

 かつてイエス様が受難予告をされ、それがとうとう十字架という姿をとったエルサレムでは、弟子たちは恐れと不安のただ中にいました。しかし、ガリラヤという、かつてイエス様と過ごし、働き、教えを授かった場所、「信仰の原点・出発点」は、それまでと一転して励ましに与る、復活の力に与る場所となりました。今は亡き過去の方ではなく、復活のイエス様との再会の場所となります。女性たちも弟子たちも、イエス様の甦りによって驚きと恐れから平安へと引き戻され、導かれ、原点からの再出発を授かりました。

 イエス様のメッセージは「驚くことはない」「恐れることはない」と、とてもシンプルです。しかし、甦りのイエス様に出会った後、一切の悩みや苦しみが消え去ったわけではありませんでした。弟子たちは迫害を受け、過酷な状況に在りました。しかし、復活の恵みと力、勇気と励ましの恵みを注ぎ込まれ、幾多の困難に向かっていかれるように変えられました。復活のいのちに与り始めたからです。

 コロナウィルス感染症の危機が今後いつまで続くのか、専門家でさえ絶対確実な答えは出せないようです。しかし、はっきりしていること、それは復活のイエス様の力に私たちは与っていることです。「驚くことはない」「恐れることはない」というイエス様からの声、なぜなら「わたしが共にいるから」という心をいただいていることです。復活された主イエスと共に、この不安な中に在っても、不安の中に在るからこそ、祈り続け、イエス様との歩みを続けましょう。

 罹患された方がたの回復、医療現場に於いて命がけで献身、従事しておられる方がた、エッセンシャルワーカー、社会福祉施設、高齢者施設、幼稚園、保育園等のお働きと、そこで献身していらっしゃる方がたのお働き、生活上の不安、困難を余儀なくされている方がたへの支え、ご逝去された方がたの魂の平安と悲しみの内にある方がたへの慰め、そしてこの危機の収束を切にお祈り致しましょう。
 また、罹患された方がたへの偏見や差別に陥らぬよう併せて祈ります。

 一日も早い収束と安心、安全が取り戻されることを祈り合いたく切望しつつ、皆さまお一人お一人の、そして世界の平和をお祈り致します。