「礼拝・公祷(会衆参加の礼拝・公祷)の休止継続について」
日本聖公会東京教区各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま
フランシスコ・ザビエル高橋宏幸
ここ二回(1月7日付・2月17日付)の主教教書の中、「いのちを守り合うこと」「教会の社会的責任を果たすこと」の二本柱を重んじ、東京都の医療提供体制の警戒レベルが「3」になる迄を目安に礼拝・公祷(会衆参加の礼拝・公祷)の休止継続のことに触れてまいりました。このことは、2月25日開催の「拡大聖職会」、3月3日開催の常置委員会でも再確認致しました。ここに再度、礼拝・公祷(会衆参加の礼拝・公祷)の一斉休止解除の要件は、東京都の医療提供体制の警戒レベルが「3」に引き下がる迄であることをお伝え致します。
当初、3月7日を目途に一都三県の「緊急事態宣言」解除の方向でと報道がなされていましたが、東京都の医療提供体制の警戒レベルは依然として「4」のままであり、3月3日、日本政府は一都三県に対する宣言解除に付いては二週間程の延期に言及しました。未だに状況は先が見え難く、不安を拭いきれない中に置かれています。
誰もが、一日も早い収束、礼拝・公祷(会衆参加の礼拝・公祷)の再開を願わずにはいられませんが、二本柱を揺るがせないためにも更なるご理解とご協力をお願い申し上げます。なお、東京都の医療提供体制の警戒レベルが「3」になりました際には、礼拝・公祷(会衆参加の礼拝・公祷)再開へ向けましてのお知らせ等を致します。
引き続き、罹患された方がたの回復、医療現場に於いて命がけで献身、従事しておられる方がた、エッセンシャルワーカー、社会福祉施設、高齢者施設、幼稚園、保育園等のお働きと、そこで献身していらっしゃる方がたのお働き、生活上の不安、困難を余儀なくされている方がたへの支え、ご逝去された方がたの魂の平安と悲しみの内にある方がたへの慰め、そしてこの危機の収束を切にお祈り致しましょう。また、罹患された方がたへの偏見や差別に陥らぬよう併せて祈ります。
ウイルスの「変異種」に関する報道もなされ始めております中、皆さまのご健康と安全を心よりお祈り申し上げます。