高橋宏幸主教よりの、米国聖公会総裁主教・ワシントン教区主教宛書簡

こちらでのご紹介が遅れましたが、髙橋宏幸主教から米国聖公会総裁主教マイケル・カリー師、及びワシントン教区主教マリアン・ブッド師にあてて、6月6日に書簡が送られました。

日本語訳:
(公式の訳ではなく、主教座聖堂Web担当による私訳です)

米国聖公会総裁主教 マイケル・カリー様
ワシントン教区主教 マリアン・ブッデ様

2020年6月6日

+ キリストの平和

息を吹きかけてください、主よ
私たちを聖霊で満たしてください。ハレルヤ!

今日も人種差別が世界中に計り知れない害をもたらし続けているのはとても悲しいことであり、ことに今回、それが皆さまの国で市民に不安をもたらしていることを知れば、なおさらのことです。

東京教区の主教として、そしてすべての教区民を代表して、今日、私と大聖堂のメンバーは、神の叡智と愛が世界中の指導者、特にアメリカの指導者を導き、まことのみ国を築くことができるよう祈りました。み国が来ますように!

また私たちは、命の賜物を失った人々のために、また、恐れのうちに生きる人々のためにも祈りました。

まことに、人種差別は神をおとしめる行為です。私たち皆が、その責任を負っています。今般の出来事は、私たち日本人に、他のアジア諸民族に対する自分たち自身の差別の傾向を、改めて見つめるようにと促しています。

同時に、日本や東京での差別による排除や、世界中で格差や正義の欠如が消え失せるよう願っています。

今この時、私たちは祈りにおいて一つであることを確信しております。

交わりのうちに、

+主教 フランシスコ・ザビエル 高橋
東京教区主教