「-緊急事態宣言延長の中で-」
日本聖公会東京教区各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま
2021年9月17日
東京教区主教
フランシスコ・ザビエル高橋宏幸
現在、9月30日まで「緊急事態宣言」延長がなされています中、ワクチン接種の広がりにより感染拡大傾向に歯止めがかかり、新規陽性者数の減少も見られます。しかし、一方では変異株への心配もあり、政府からは「都道府県を越えて感染が拡大、あるいはまん延しており、医療提供体制や公衆衛生体制に支障が生じてきている」との見解が出されてもいます。フランシスコ・ザビエル高橋宏幸
依然として不安の拭えない中、各教会・礼拝堂に於かれましては、慎重に慎重を重ねての判断、方向性を定めておられますことに深く感謝申し上げます。引き続き、難しく、厳しい状況ではありますが、細かな状況分析と、より丁寧な協議のもとで礼拝・公祷再開の有無、あるいは延期につき判断をしていただきますよう、また、自分のためだけでなく他の方がたのいのちをも守るために、キリストの教会として慎重な判断や対応をして頂くように重ねてお願い致します。各々の現場の判断へ導きと励まし、祝福をお祈り致します。
慎重な検討のもと再開が出来ない、あるいはしないと判断をされている教会・礼拝堂、また聖堂や礼拝堂に来られない方も少なくないこと、ワクチン未接種者、あるいはできない、しないと判断されている方がたもおられることを心に留め、そのような方がたへの配慮を忘れず、一層深く互いに祈り合いながら、この局面を共に歩んでいきたいと思います。
祈りの連帯の内に神様のいのちの息吹を頂き、共に生かされている、このことを謙虚に、そして感謝をもって心に刻みたいと思います。
牧師任命式、合同堅信式は延期を余儀なくされておりますが、今暫くは感染症の状況を注視し続け、延期の方向で参りたいと思います。なお、堅信式の希望につきましては、各教会や礼拝堂の事情によって異なると思いますので、求めがある教会につきましては、該当の教会の牧師・管理牧師と相談の上、事情などを伺い、個別対応をしたいと思います。
皆さまのご理解、ご協力を心よりお願い申し上げます。
以 上