「主日正午の主の祈り」お知らせプロジェクト

「主日正午に主の祈りを共に唱えよう」との髙橋主教の呼びかけに、東京教区内外の多くの方々が応えてくださっています。その中で、「うっかり正午を過ぎてしまった」とか、「声を合わせて唱えたい」とか、様々な声を聞くようになりました。

聖霊降臨日(5/31)より、毎主日の正午ちょっと前(11時50分頃に送るようにします)に、メール・Twitter、Facebookで皆さんにお知らせするという企画を始めたいと思います。今度の主日はテストとしてメッセージだけが送られますが、聖霊降臨日からは短い動画が用意され、簡単なメッセージの後、一緒に主の祈りを唱えることができるようになります。

以下の要領でご参加ください。

Twitter: 

@seiandere をフォロー

Facebook: 

以下の「聖アンデレ主教座聖堂」ページを開いて「いいね」を押すか、フォローする
https://www.facebook.com/cathedral.tko/

メール(メーリングリスト):

  1. noonlp+subscribe@googlegroups.com に空メール(件名・本文ともになし)を送る。
  2. しばらくすると、Google Groupsから「noonlp への参加リクエスト」という確認メールが来る(自分で出したリクエストであることの確認のためです)ので、そのメールの中の「このグループに参加」を押すか、メールで返信する。(これをしないと、参加リクエストが管理者に送られませんので注意
  3. 参加承認は手動なので、すぐには何も起こりませんが、そのまま放っておいてください。次の日曜日までには参加が承認され、メールが届くようになるはずです。(基本的に、メールは日曜日にしか送られません。)

なお、この企画はとりあえず1ヶ月くらいを目処に実施し、その後終了、あるいは縮小(ビデオなし)するかもしれません。あらかじめご了承ください。

主教教書(11) 「緊急事態宣言延長の中で」

日本聖公会東京教区
各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま

「緊急事態宣言延長の中で」

2020年5月21日
昇天日

東京教区主教      
フランシスコ・ザビエル高橋宏幸

 教会の暦は、主イエスのご昇天日から聖霊降臨へと向かっています。
 大型連休明けには「緊急事態宣言」が解除されることを誰もが期待していましたが、更なる延長を余儀なくされ、専門家からは今後への不安の声等も出ております。
 一日でも早く通常の生活に戻りたいとの願いは全ての人の願いです。「そろそろ大丈夫だろう」「具体的な数字での目途が欲しい」との声もあります。
 しかしながら、依然として地球全体が「いのちの危機」に直面していることは否定できません。これまでの繰り返しになりますが、この深刻な状況の中、「神様からの賜物である尊いいのちを守る(守り合う)ため」に最善を尽くすこと、祈りによる連帯と神様への信頼に思いを深め続けたいと切に願います。
 殊に東京都の状況を見ます時、今後も引き続き礼拝(公祷)休止を余儀なくされています。同時に礼拝再開の具体的日付が出せず忸怩たる思いでおりますが、収束の時に向けて教会は今後も様々な方法を用いてキリストにある繋がりを確かめ合い、守り続けています。

 教区としましては、礼拝(公祷)再開が可能な時期が決定しましたら、速かにその日時と礼拝の方法を各教会・礼拝堂にお知らせする予定でおります。そのためにも、それに先立ち、今後Zoom等を用いての「聖職会」を複数回開催し、礼拝(公祷)再開へ向けての話し合いの時を持ち始めることに致します。この聖職会での協議を基に、段階的礼拝(公祷)再開への備えをし始めてまいります。

 イエス様の昇天は私たちを置き去りにして遥か空の彼方へ遠退かれたのではなく、更に大きく、広く神様の命に包み込んでくださることを伝えています。そのことを心に深く留めながら心と言葉を合わせて、今後も毎主日正午には主イエス・キリストが授けてくださった「主の祈り」をそれぞれが居られる場所で、共通の信仰的業として捧げることを継続していきたくお願い申し上げます。私自身も祈ります。皆さまもご一緒にお祈りください。また、他の方々にも祈りに加わってくださるよう、お知らせとお勧めをお願い申し上げます。この時期「Why」よりも「For What」の発想こそ大切であることを教えられ、誰かのために、何かのためにできること、しなければならないことを祈りの内に聴き続けたく思います。

 また、社会との接点の中での尊いお働き、殊に社会福祉施設、医療施設、高齢者施設、幼稚園、保育園等のお働きと、そこで献身していらっしゃる方がた、関係者のためにもお祈りを捧げます。私たちは各々の生活の場にありながらも祈りを通しての繋がり、強さ、そしてその大切さ、キリストの体という共同体の信仰の素晴らしさを深く心に刻んでおります。

 感染症に罹った方がたの一日も早い回復、医療の最前線で力を尽くしておられる医療従事者の献身的なお働き、生活上の不安、困難を余儀なくされている方がたへの支え、ご逝去された方々の魂の平安と悲しみの内にある方がたへの慰め、この危機の収束を切にお祈り致します。

2020-05-21(木) 07:30:【ライブ配信】昇天日聖餐式

いよいよ、今度の木曜日は昇天日。復活日から聖霊降臨日までの50日間の喜びの期節の中、40日目にあたる大切な節目の祝日です。
この日の主教司式の聖餐式を、当日朝7時30分よりライブ配信することになりました。
非公開の聖餐式ですが、皆でこの日を大切に覚えたいと思います。
時間が早いのですが、録画映像も公開されますので、のちほどご自分の都合のつく時間に見ていただくことも可能です。
詳細は「主教司式の聖餐式」のページよりどうぞ。(準備ができたら情報がここに公開されます)

https://cattyo-news.blogspot.com/p/euvideo.html

聖餐式ビデオの聖歌―その2

録音のためにミュージシャンに集まって頂く、ということが難しくなり、毎週のビデオでの聖歌の「やりくり」が苦しくなっています。今後は「再放送」が増えていくことになりますがどうぞご理解ください。そんな中で、先主日の聖歌172番は、東京教区と横浜教区の青年が録音してくれました。こういうのは本当に嬉しいです。

次主日(明日5月3日、復活節第4主日)は、グループ「MAKI&LILY」さんが聖歌第500番の録音をご提供くださいます。
MAKI&LILYは、喜多ゆりさん(ボーカル)と坂本真紀さん(ピアノ・コーラス)のデュオで、坂本さんは大阪聖パウロ教会のオルガニストとしてもご活躍、喜多ゆりさんもクリスチャンで、神戸松蔭や神戸教区の聖歌隊をご指導くださっています。この500番は坂本さんの作曲になる聖歌でもあり、貴重な演奏だと思います。

この曲が入っているCDは、グループのWebサイト
https://www.maki-and-lily.com/
からご購入いただけます。(お二人の詳しいプロフィールもこちらにあります。)

このCDが録音されたNANOHANA STUDIOは喜多ゆりさんのご家族の運営で、エンジニアを務められたゆりさんのお父様、喜多京司さんは聖歌の創作にも携わっておられ、聖歌集にも186番(詞)、541番(詞&曲)が収められています。CDジャケットも京司さんの作とのこと。

なお、坂本真紀さんのお連れ合いは板前さんで、大阪・日本橋でお店を出してらっしゃいます。現在、特別にお弁当営業あり。お近くの方、ぜひどうぞ!(5月4日(月)~6日(水)はお休みとのことです。)

主教教書(10) 「主日正午の祈り」

日本聖公会東京教区
各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま

「主日正午の祈り」

2020年4月23日
東京教区主教
フランシスコ・ザビエル高橋宏幸

 依然として不安の絶えないコロナウイルス感染症により、今や地球全体が「いのちの危機」に直面していると言えます。この深刻な状況の中、「神様からの賜物である尊いいのちを守るため」に最善を尽くすこと、祈りによる連帯と神様への信頼に思いを深めたいと切に願います。
 未だ礼拝(公祷)が再開できない中、教会は様々な方法を用いてキリストにある繋がりを確かめ合い、守り続けています。決して、「神の民」「キリストの体」「聖霊の宮」である教会は消滅したのではありません。

 また、社会との接点の中での尊いお働き、殊に社会福祉施設、医療施設、高齢者施設、幼稚園、保育園等のお働きと、そこで献身していらっしゃる方がた、関係者のためにもお祈りを捧げます。私たちは各々の生活の場にありながらも祈りを通しての繋がり、強さ、そしてその大切さ、キリストの体という共同体の信仰の素晴らしさを深く心に刻んでおります。

 先般、「東京教区では復活日正午には、お昼時の忙しい時間ですが、一旦手を止め、心と言葉を合わせて、主イエス・キリストが授けてくださった『主の祈り』をそれぞれが居られる場所で捧げていただきたい」とのお願いをいたしましたところ、多くの方がたが共に捧げてくださったことを伺い、大変心強く感謝申し上げます。

 救い主キリストが授けてくださった「主の祈り」は、「わたしの」ではなく「わたしたちの」祈りであることを心に深く刻み、今後も毎主日正午には復活日同様、共通の信仰的業としてこの祈りを継続したいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 私自身も祈ります。皆さまもご一緒にお祈りください。また、他の方々にも祈りに加わってくださるよう、お知らせとお勧めをお願い申し上げます。

 感染症に罹った方がたの一日も早い回復、医療の最前線で力を尽くしておられる医療従事者のお働き、生活上の不安、困難を余儀なくされている方がたへの支え、ご逝去された方々の魂の平安と悲しみの内にある方がたへの慰め、この危機の収束を切にお祈り致します。

「自宅で行う主日礼拝」式文:復活節バージョン公開

お知らせが遅れましたが、「自宅で行う主日礼拝」の式文をイースター向けに少し変更して掲載しています。
多少なりともイースターの祝祭的な気分を感じて頂けるように要素を選択しています。
また、大斎節バージョンでは省略していた「平和の挨拶」も含めました。一人で祈っている時にもわたしたちは一人ではなく、信仰の友と共に祈っているということを忘れないように、いろんな方々の顔を思い浮かべながら「主の平和」を声にしたいと思います。

https://cattyo-news.blogspot.com/p/mikotoba.html

読書室「イコンの黙想」に「受胎告知」掲載

読書室「イコンの黙想」に、新たに「受胎告知」を掲載しました。

http://www.anglicancathedral.tokyo/web/docs/takiguchi_17.html

 また、この機会に、過去の原稿も含めて内部的な修正を行い、画像にちょっとした仕掛けをしました。スマホよりパソコンで見る時にありがたみがあると思います。画像をクリックしてみてください。S

聖餐式ビデオの聖歌について

聖餐式などの礼拝をビデオを通して配信することを始めて、1ヶ月余りが経過しました。
教区主教髙橋宏幸主教様をはじめ、関係の皆さまのご尽力に改めて深く御礼申し上げます。

さて、このプロジェクトがスタートして最初に悩んだのが、「聖歌どうしよう」でした。幸い、ボランティアの演奏・歌唱を録音させていただくことができ、それを配信させて頂くことでなんとかやってきました。しかし、緊急事態宣言の後は「基本的に必要最小限の人数で収録を実施する」ことになり、それもお願いしにくくなって、担当者としては困っておりました。

そこに救いの手が。
立教学院諸聖徒礼拝堂聖歌隊の隊長、スコット・ショウ先生に個人的にご相談申し上げたところ、今年1月の聖歌フェスティバルの録音をはじめとする音源をご提供くださいました。
そして、今週からは大阪教区・川口基督教会の内海由美子さん(メゾソプラノ)と辻彩乃さん(オルガン・ピアノ)のお二人が作成されたCDの曲を用いさせていただくお許しをいただきました。

ご協力に心から感謝申し上げます。
教会の礼拝も行われない状況が続いておりますが、そんな中でイースターの気分をご自宅でも感じていただければと担当者一同願っております。

立教学院諸聖徒礼拝堂聖歌隊Webサイト:
http://www.rikkyo.ne.jp/sgrp/yechoirs/

内海由美子さんのWebサイト:
http://www.eonet.ne.jp/~sophia-yumiko/

主教教書(9) 「復活日を迎える時にあたり」


日本聖公会東京教区
各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま

復活日を迎える時にあたり


2020年4月10日
聖 金 曜 日

東京教区主教      
フランシスコ・ザビエル高橋宏幸

去る4月6日には東京都医師会から「医療的緊急事態宣言」が、また7日には政府から「緊急事態宣言」が出されました。しかしながら、依然として感染者の増加、感染経路の不明による深刻さは増しています。

福音書には、十字架を前に、あるいは十字架の上で散々悩み、苦しまれるイエス・キリストの姿が描かれています。それは私たちの苦しみや悲しみ、不安を担おうとされる「十字架のキリスト」の姿です。今、世界中には「なぜ?」という問いは数限りなくあります。けれども、その答えがなかなか見出せない中にも十字架のキリストが、ご復活のキリストが共に居られることを深く心に留めたいと思います。

イエス様の十字架もご復活も、そして教会というキリストの体、神の民も消え去りはしません。先の見えない不安な時、また信仰が問われている時であるからこそ、イエス様に連なる私たちはイエス様を模範とし、祈りの力への信頼を失わず、それぞれ離れた場に居つつも、祈りと信仰に結ばれ続けている、そのことへの確信を共に致しましょう。

4月3日付の「聖週を迎えるに時にあたり(教書7)」では、
「東京教区では、復活日(4月12日)正午には、お昼時の忙しい時間ですが、一旦手を止め、心と言葉を合わせて、主イエス・キリストが授けてくださった「主の祈り」をそれぞれが居られる場所で捧げていただきたいと思います。私自身も祈ります。皆さまもご一緒に祈りましょう。どうぞ、他の方々にも祈りに加わってくださるよう、お知らせとお勧めをお願い申し上げます」
とのメッセージをお伝え致しました。本日、重ねてのことになりますが、「主の祈り」を授けられたイエス様が共に祈って下さることを感謝し、よろしくお願い申し上げます。

感染症に罹った方がたの一日も早い回復と医療従事者のお働き、生活上の不安、困難を余儀なくされている方がたへの支え、ご逝去された方々の魂の平安と悲しみの内にある方がたへの慰め、この危機の収束を切にお祈り致します。また、その他すべての人々、殊にご高齢の方がた、教会学校・日曜学校に来られない子どもたちの不安が和らげられ、一人一人の命が守られますように、そして、日ごろ教区、教会・礼拝堂での種々の奉仕に携わっておられる方がたのためにもお祈り申し上げます。

主教教書(8) 「新型コロナウイルス感染症対応のお願い」

日本聖公会東京教区
各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま

新型コロナウイルス感染症対応のお願い(8)

2020年4月7日
東京教区主教
フランシスコ・ザビエル高橋宏幸

既に報道機関を通して伝えられておりますように、殊に東京ではここ数日間だけでも一層の感染拡大を見ており、その経路不明の数も相当数に昇っております。
昨日東京都医師会から「医療的緊急事態宣言」が、また本日夕刻、政府より「緊急事態宣言」が出される予定です。その中、種々の機関、施設に対して、「休止要請」「感染予防対策への協力要請」が一段と強調されています。

これまでの「教書」でも触れてまいりましたが、この度は会合を極力自粛することを強く要請致します。なお、どうしても開催が必要な場合には、改めてその緊急性を熟慮された上で「三密の厳守」はもちろんですが、極力「インターネット等の利用による開催」「メールによる稟議」「SNSの活用」等を以てなされるよう指示を致します。
なお、その際に必要な費用が生じる場合は、このような緊急時に付き補助を積極的に考えたいと思いますので、教区宛ご遠慮なくご相談ください。

未だ先が見えず、一層の深刻さが増している中、今のところ私たちは慣れ親しんできた形での公祷を捧げることはできません。しかし、このような緊急時、非常時であるからこそ、また信仰が問われている時であるからこそ、私たちは信仰と祈りによって互いに結ばれていることを実感し、その確信を心に深く刻みたいと思います。

感染症に罹った方がたの一日も早い回復と医療従事者のお働き、生活上の不安、困難を余儀なくされている方がたへの支え、ご逝去された方々の魂の平安と悲しみの内にある方がたへの慰め、この危機の収束を切にお祈り致します。
また、その他すべての人々のため、殊にご高齢の方がた、教会学校・日曜学校に来られない子どもたち、孤独や孤立を余儀なくされている方がたの不安が和らげられ、一人一人の命が守られますように、そして、日ごろ教区、教会・礼拝堂での種々の奉仕に携わっておられる方がたのためにもお祈り致します。

引き続き、不要な外出を避けること、手洗等の感染防止策を引き続き継続されることを切にお願い致します。

東京教区では、復活日(4月12日)正午には、お昼時の忙しい時間ですが、一旦手を止め、心と言葉を合わせて、主イエス・キリストが授けてくださった「主の祈り」をそれぞれが居られる場所で、心を込めて捧げていただきたいと思います。
私自身も祈ります。皆さまもご一緒に祈りましょう。どうぞ、他の方々にも祈りに加わってくださるよう、お知らせとお勧めをお願い申し上げます。

「復活させられた方であるキリスト・イエスが、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださるのです」
(ローマの信徒への手紙8:34)

イエス様が十字架の上で息を引き取られた時、弟子たちやマグダラのマリアはじめ婦人たちは計り知れない喪失感、深い悲しみ、心を引き裂かれるような思い、深い後悔の念、一人真っ暗闇に放り出されたような恐れに襲われ、苛まれました。
しかし、それらすべてはイエス様の甦りによって打ち崩されました。その甦りの力と恵みを信じ、それに与るようにと、イエス様は、今、この時に、この場で、私たちが甦りの力に与ることを望み、待ち続けておられます。
世に来られ、甦られたキリストを賛美致します。

読書室「イコンの黙想」に、「聖エカテリニ」、「聖エカテリニと燃える柴の聖母」、「冥府降下」公開

今回は一気に3本の原稿を掲載しました。(著者の精力的な執筆に加え、担当者Sの多忙で公開が遅れたものがあります…)

「冥府降下」はなじみのない言葉でしょうが、正教会(東方教会)の復活のイコンのテーマです。イースターに間に合うようにと著者の瀧口さんが原稿をくださいました。主の受難と復活の黙想にどうぞ。

http://www.anglicancathedral.tokyo/web/reading.html#icon

主教教書(7) 「聖週を迎える時にあたり」



日本聖公会東京教区
各教会・礼拝堂・教役者・信徒の皆さま

聖週を迎える時にあたり


2020年4月3日

東京教区主教      
フランシスコ・ザビエル 高橋宏幸

日々、新型コロナウイルス感染症は拡大し、それによる深刻な状況に私たちはますます不安を募らせています。
いよいよ来週から「聖週」を迎えます。
主イエスは、当初多くの人々の歓迎の声の中エルサレムに入城されますが、間もなくその同じイエス様は十字架でのご受難を前に、心を注いでこられた弟子たちに裏切られ、見捨てられることを予告されます。しかし、そうであるにも拘らず、謙って屈まれ、弟子たちの足を洗われます。そして、「互いに愛し合いなさい」という「新しい掟」を授けられます。さらに、時を空けずゲッセマネの園では一人孤独の内に神様と徹底して向き合われ、祈られますが、そのイエス様の心の奥深くにあるのは神様への従順と、私たちへの愛でした。
イエス様に連なる私たちは、イエス様を模範とし、祈りの持つ力への信頼を失わず、それぞれ離れた場に居つつも、祈りと信仰に結ばれ続けたいと思います。

私たちは、過去に例を見ない程の厳しさの中で大斎節を過ごし、今まさに受難週を迎えます。既に、前教書にてお伝えしてありますように、従来私たちが慣れ親しんできた形での公祷を捧げることはできません。けれども、イエス様のご復活がなくなったわけではありません。教会というキリストの体、神の民が消滅したわけでもありません。このような非常時であるからこそ、また信仰が問われている時であるからこそ、一層私たちは信仰と祈りによって互いに結ばれているという確信を心に深く刻みたいと思います。
「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。」
(ヨハネによる福音書13:34-35)
先の教書でも述べましたが、唯々恐れおののく弟子たち、逃げ隠れ、怯えていた弟子たち、茫然自失でイエス様が納められたはずの空のお墓の前で佇んでいたマグダラのマリアを思い浮かべ、「最初のイースター」に思いを馳せ、黙想を深める時としていただきたく願います。併せて、信仰の原点である洗礼に思いを深く馳せる時でもあると思います。
聖週間の聖書箇所を読み、祈りと黙想の時を持たれることをお勧め致します。主教座聖堂のホームページに、「聖なる三日間の黙想」を掲載いたします。

感染症に罹った方がたの一日も早い回復と医療従事者のお働き、生活上の不安、困難を余儀なくされている方がたへの支え、そして、ご逝去された方々の魂の平安と悲しみの内にある方々への慰め、この危機の収束を切にお祈り致します。また、その他すべての人々のため、殊にご高齢の方がた、教会学校・日曜学校に来られない子どもたちの不安が和らげられ、一人一人の命が守られますように、そして、日ごろ教区、教会・礼拝堂での種々の奉仕に携わっておられる方がたのためにもお祈り致します。

東京教区では、復活日(4月12日)正午には、お昼時の忙しい時間ですが、一旦手を止め、心と言葉を合わせて、主イエス・キリストが授けてくださった「主の祈り」をそれぞれが居られる場所で捧げていただきたいと思います。私自身も祈ります。皆さまもご一緒に祈りましょう。
どうぞ、他の方々にも祈りに加わってくださるよう、お知らせとお勧めをお願い申し上げます。



「モーセと燃える柴」掲載

「読書室」の「イコンの黙想」に「モーセと燃える柴」を掲載しました。
モーセと聖母の懐胎との間にこのようなつながりを見た人々はすごいなと思いました。ぜひご一読を。

http://www.anglicancathedral.tokyo/web/docs/takiguchi_13.html